
画像(同軸型ユニット) | ユニット名 | コメント |
 | モニター・ ブラック (1号機) | 【販売:1947‐1953 】 SP盤時代に製造されたSP盤に合う音です。 1号機では、クラシック、ジャズも素晴らしい音で鳴ります。 タンノイのユニットの中では最も質感の高い音です。 箱はオートグラフではありません。(下記画像参照) 現在では超入手困難なユニットです。 |
 | モニター・ シルバー 15Ω | 【販売:1953‐1957】 モノラルのレコードの出始めに製造され、モノラル盤がうまく鳴るユニットです。 【前期タイプ】 全体が黒い布ですっぽりと覆われています。この布のために音のヌケが少し悪い感じがあります。現在ではボロボロになっているものがほとんどですが、外せばよくなります。 ※前期はセンターキャップがないので、布で覆われてました。 【後期タイプ】 布で覆われてはいません。音は前期、後期タイプで違いはほとんどありません。 ※モニターレッドと比べて、上下の伸びはイマイチですが、それを補って余りある音の質感、そして何よりも渋い音が魅力。この音に慣れるとレッドは聞けないという方もいます。 中域の質感の高い充実度は特筆ものです。 |
 | モニター・ レッド 15Ω | 【販売:1957-1967】 ステレオ盤と同時期に製造されたユニット。ステレオ盤によくマッチした音で鳴ります。 初期ⅢLZに搭載(1961年から10吋のレッドを使用) 【前期タイプ】 コーン紙のところのセンターキャップが飴色になります。 【後期タイプ】 センターキャップは黒色です。 音の違いは、後期タイプは上がさらに伸びて、少しにぎやかな音になります。 五味康祐氏で有名なレッド搭載のオートグラフはオーケストラ再生でその本領が発揮されます。シルバーにはない、上下の伸び(レンジ感)がクラシック・ファンには高評価のユニットです。ヴァイオリンの高音の伸びは魅惑の響きを奏でます。 |
 | モニター・ ゴールド 8Ω | 【販売:1967‐1974】 トランジスタの登場で、これに対応するため8Ωのインピーダンスに変更されたユニット。後期ⅢLZに採用。国内ではシュリロ貿易が総代理店として輸入を開始。 低域がやや膨れて、分解能が少々落ちた感じの音になりますが、現代の音楽に向いている傾向の音作りです。 ⅢLZの中でお薦めできるのはこのゴールドから以前のタイプです。十分にタンノイらしい魅力的な音がします。 これで大人のジャズを楽しむことも可能です。
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 | HPD 8Ω | 【販売:1974‐1979】 アーデン、バークレー、チェビオット、デボォン、イートンに採用される。 国内はTEACが代理店となる。 ⅢLZ(チャーヴェニング)に採用される。 HPD315はタンノイ最後のアルニコ仕様です。 【前期タイプ】 左画像のようなマグネットのカバーの色。 【後期タイプ】 マグネットカバーがゴールドに近い色合いになります。 ネットワークの形状も違ってきます。アッテネーターとターミナルが別々。 |
 | DC386 8Ω | 【販売:1979~ アーデンMkⅡ、バークリーMkⅡに採用される。 ※この時期からアルニコからフェライトへ変更になる。 |
 | K3808 8Ω |
【販売:1979~ スーパー・モニター・レッドに採用される。
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【モニター・レッド前期タイプ:飴色センターキャップ】

【 TANNOYのユニットの選び方について】-同軸型2wayユニット |
●ブラックからゴールドまではフィクスドエッジです。ゆえにゴールドまでは低域の切れがあります。 ●ゴールド以前のユニットはより音楽性豊かな表現力があります。 ●音の質感、密度、表現力においてはブラックに近くなるほど高まります。 ●高域、低域の伸びはレッド、ゴールドにあります。オーケストラの雰囲気はレッドが得意とするところです。 ●音を聞くならゴールド、音楽を聞くならシルバー、レッドといったところでしょうか。 ●HPD以降はコーン紙の重量が重くなり、音の反応がやや劣りますが、新しい録音はうまく鳴らします。 ・シルバー、レッド、ゴールドは現在、品薄で入手困難な状況になっているのが現状です。 ・特にシルバーと初期レッドの極上品は希少、貴重品です。 ・ゴールドも良い状態のものが容易には見つからなくなってきています。 ・タンノイユニットは一生ものとしてご使用され、愛機とされるお客様が多いユニットです。 ・良い状態のユニットを選択し、価格だけで選ばずに入手されることをお奨めいたします。 |
●タンノイ・ユニット用のエンクロージャー

♦タンノイ1号機(オリジナル) 38cmモニター・ブラック ♦1号機(エンブレム&金網ネット)

・タンノイ1号機(オリジナル) 30cmシルバー・ユニット入り
※ブラック30cmは極めて少ない。

♦オートグラフ:1953~1974 ♦ミニ・オートグラフ(日本製)ユートピア製品
♦GRF:1955~1974 ♦べェルヴェデーレ (米国タンノイ)
レクタンギュラーG.R.F (英国製オリジナル)モニターレッド(飴キャップ)
♦ⅢLZ (モニター・レッド入り初期型) ♦ⅢLZ (モニター・ゴールド入り後期型)
 | ♦ⅢLZ(モニター・ゴールド・ラージ・フレーム) ゴールドの中でもフレームの幅が広いタイプです。 普通のタイプよりも音が優れており、希少なⅢLZで入手困難なスピーカーです。
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♦スターリングSE (ⅢLZの後継機、25cm同軸2wayユニット、8Ω、フェライト)
